舎利礼文  (神谷湛然 訳)

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  舎利礼文(しゃりらいもん:真理の具現者たる釈尊の遺徳を偲び礼賛する言葉)
                    湛然 訳

 一心頂礼 万徳円満 釈迦如来 身心舎利
 本地法身 法界塔婆 我等礼敬 以我現身
 入我我入 仏加持故 我証菩提 以仏神力
 利益衆生 発菩提心 修菩薩行 同入円寂
 平等大智 今将頂礼

 (如是という全く欠けることのない真理の具現者・釈尊の遺徳に心底から礼賛し帰依します。本来もともとから如是という真理で宇宙ができており、この宇宙いっぱいが如是という真理の塔なのです。私たちはそれに礼拝し敬います。私のこの生身の体でもって、如是の真理が私に入り込み、私が如是の真理に入り込み、如是という真理の不可思議な力によって私は真理を悟り、如是の人知でははることのできない不可思議な力でもって生きとし生けるすべてのものに生きる力を与え、真理を求める心をおこし、真理を実践してみなともども欠けることのない真理の世界に入り、みなともどもひとしく大いなる如是の真理を得ることができますように。今、まさに深く礼拝いたします。)

1957年奈良県生まれ。1981年3月名古屋大学文学部卒。書店勤務ののち、1988年兵庫県浜坂町久斗山の曹洞宗安泰寺にて得度。視覚に障害を患い1996年から和歌山盲学校と筑波技術短期大学にて5年間、鍼灸マッサージを学ぶ。横浜市の鍼灸治療院、訪問マッサージ専門店勤務を経て、2021年より大阪市在住。
 仏教に限らず、宗教全般・人間存在・社会・文化・政治経済など幅広い分野にわたって配信しようと思っています。
このブログによって読者のみなさまの人生になんらかのお役に立てれば幸いです。
         神谷湛然 合掌。

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