2023-08

如是ということ

20.黙照禅について  (神谷湛然 記)

/   20.黙照禅について  黙照禅(もくしょうぜん)は南宋時代の12世紀前半に活躍した宏智正覚(わんししょうがく)の坐禅のやり方で、思慮分別をやめて黙々と坐禅することだとされる。臨済宗の公案という禅問答を使った看話禅(かんなぜん)に対し...
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19.‘父母未生以前’について  (神谷湛然 記)

/   19.‘父母未生以前’について  ‘父母未生以前の面目’という公案がある。臨済宗において最初の関門とされる禅問答である。夏目漱石が円覚寺に参禅したとき、釈宗演から最初に呈示された公案として知られている。漱石は「門」という小説でそのこ...
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18.仏心について  (神谷湛然 記)

/  18.仏心について  仏心ということばは一時流行ったことがあった。戦後文学のなかでも罪を犯した人にも‘仏心’’が存在している、といったものである。極悪非道の悪人みも慈悲の心がある、ということである。‘仏’がいわゆる観音さまというような...
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17.涅槃について  (神谷湛然 記)

/   17.涅槃について  涅槃ということばは仏教ではなじみ深いものである。原語のサンスクリット語でニルヴァーナと言い、すべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地をいうとされる。また、生命の火を吹き消す、ということから...
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16.‘死んで生まれ変わろう’について  (神谷湛然 記)

/    16.‘死んで生まれ変わろう’について  一昨日(22年5月18日)、ショッキングなニュースが飛び込んできた。歌舞伎役者の市川猿之助が両親とともに自殺を図ったらしいとのことであった。両親は発見されてまもなく死亡が確認されたが、猿之...
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15.障碍者について  (神谷湛然 記)

/   15.障碍者について  先日の夕方(23年5月16日)、妻からこんな話を聞いた。 京都の病院からの帰り道で、四条河原町で電車に乗って座っていると、白杖をついた40台とおぼしき男性がよろよろ歩きながら座っている何人かの乗客の膝をさわり...
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14.高齢化社会について  (神谷湛然 記)

/   14.高齢化社会について  日本では100歳以上の人口が2022年9月に、9万526人に達したという。そのうち女性が89%占めるという。そしてあと数年で10万人を超えるといわれる。65歳以上の高齢者の人口は同じく2022年9月に総人...
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13.再び宗教について  (神谷湛然 記)

/   13.再び宗教について  yahooニュースのサイトを閲覧していると、広告欄にある仏教宗派の信仰団体の宣伝があった。クリックして開いてみると以下のように紹介されてあった。  浄土真宗は「在家(ざいけ)の仏教」として知られています。「...