如是ということ 62.‘イゾラド’に思う 神谷湛然 記 / 62.‘イゾラド’に思う 先日(25.1.08)、NHKでイゾラドの番組を見た。アマゾン奥地に住む原住民の話だった。 イゾラドとは、文明とは接触のない未知の先住民ということだという。スマホヤパソコンはおろか、服や靴さえも身につけてい... 2025.01.10 如是ということ
如是ということ 61.‘障碍ではなく、あらゆる人に活躍の場を’ 神谷湛然 記 /61.‘障碍ではなく、あらゆる人に活躍の場を’ 年明け早々のヤフーニュースに、聴覚障碍者を積極的に採用しているコーヒーショップのスタバの記事があった。記事の前半は、長野市にあるスタバの店で働いている30代の聴覚障害の女性店員への取材記事... 2025.01.08 如是ということ
如是ということ 60.事実は何か? 神谷湛然 記 / 60.事実は何か? 昨年の報道やSNSをめぐる問題で改めて気になるところがあったので、そのことについて書いてみたいと思う。私のブログの「47.‘正しい’とは?」の続編といえるかもしれない。 ウクライナやガザの戦争、アメリカや中国をは... 2025.01.06 如是ということ
如是ということ 59.谷川俊太郎の「生きる」を読んで 神谷湛然 記 / 59.谷川俊太郎の「生きる」を読んで * * 生きる 谷川俊太郎 生きているということいま生きているということそれはのどがかわくということ木もれ陽がまぶしいということふっと或るメロディを思い出すとい... 2024.11.26 如是ということ
如是ということ 58.業(ごう)ということ 神谷湛然 記 / 58.業(ごう)ということ 業(ごう)ということばを仏教でよく使われている。インドではそれを‘カルマ’と呼んでいる。 不治の病になったのは業が深いからだ、とか、こんなみじめな境遇になったのは自分の為した業の報いだ、とかなど、ネガティ... 2024.11.10 如是ということ
如是ということ 57.魂は存在するのか 神谷湛然 記 / 57.魂は存在するのか 宗教の世界において、よく用いられている‘魂’ということについて考えていきたいと思う。 宗教界でよく使われる‘魂’の定義は、肉体が滅びても存在し続けているもので、永遠不滅のものだとされる。いわゆる霊魂と同義語と... 2024.10.07 如是ということ
如是ということ 56.煩悩について 神谷湛然 記 / 56.煩悩について 煩悩と聞くと、よくないイメージを抱く人は多いかもしれない。‘わずらいなやむ’ということだから、言葉からしてマイナスの感じになるのはやむを得ないかもしれない。そもそも、その言葉を生み出した仏教からしてよろしくない意... 2024.10.04 如是ということ
如是ということ 55.先祖供養と‘たたり’ 神谷湛然 記 / 55.先祖供養と‘たたり’ まもなく、お盆のシーズンとなっている。亡くなった家族を偲んでお墓参りする光景が今年も繰り広げられるでしょう。この機会に、先祖供養の意味を改めて考えてみたいと思う。 宗教の世界では、天国とか浄土、あるいは地... 2024.08.06 如是ということ
如是ということ 54.意馬心猿に思う 神谷湛然 記 /1 54.意馬心猿に思う 意馬心猿ということばが仏教でよく用いられる。走り回る馬のように、騒ぎ立てる猿のように、心が落ち着かなくて騒がしい様子のことだとされている。グーグルを検索すると、「煩悩や情欲・妄念のために、心が混乱して落ち着か... 2024.08.01 如是ということ
如是ということ 53.利他ということ 神谷湛然 記 / 53.利他ということ 利他ということばは一見、とてもよいことのように思える。他人に思いやりの心をもつ、困っている人を手助けする、世のため人のために尽くす・・・。仏教の世界でも‘自未得度先度他(じみとくどせんどた)’ということばがある... 2024.07.17 如是ということ
如是ということ 52.‘生身のいのち’とフランシスコ・ザビエル 神谷湛然 記 / 52.‘生身のいのち’とフランシスコ・ザビエル 神谷湛然 記 「正法眼蔵」‘現成公案’、「普勧坐禅儀」、「証道歌」を私は意訳するとき、‘生身のいのち’という言葉をキーワードとして多用している。禅宗とか仏教の枠を越えてキリスト教や... 2024.07.06 如是ということ
如是ということ 51.三界六道について 神谷湛然 記 / 51.三界六道について 前稿で、三界六道について触れたが、さらに考えてみたいと思う。 まず、三界である。欲界とは、欲望にとらわれた世界とされる。欲には五欲という五つの欲に分けられるとされ、一つの解釈は、眼・耳・鼻・舌・身の五つの感... 2024.05.19 如是ということ
如是ということ 50.輪廻について 神谷湛然 記 / 50.輪廻について 輪廻は、仏教も含めたインド思想の重要なキーワードとなっている。アーリア人のもたらしたヒンズー教に源泉があるとされ、のちに生まれてきた仏教やジャイナ教に多大な影響を与えて、詳しく展開されることになったといわれる... 2024.05.17 如是ということ
如是ということ 49.不殺生について 神谷湛然 記 / 49.不殺生について 前稿で「浄と不浄について」を書きながら、不殺生についてもっと考えてみたいという気持が強くなってきた。「24.戒、とくに不殺生戒・不飲酒戒・不邪淫戒について」の稿では、仏教の一部にある肉食禁止は中国伝来と記した... 2024.05.08 如是ということ
如是ということ 48.浄と不浄について 神谷湛然 記 / 48.浄と不浄について 仏教思想のなかには、肉食や飲酒・妻帯は汚らわしいもの・不浄なものとされ、菜食・禁酒・不淫は浄なるものとするのがある。禅宗が尊ぶとされる楞伽経(りょうがきょう)には、肉や酒・五葷(ごくん)と呼ばれる臭いにおいの... 2024.05.04 如是ということ