如是ということ 70.知識と宗教について 神谷湛然 記 / 70.知識と宗教について 今年(2025年)3月20日で、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起こってから30年が経った。その前に、同年1月17日に阪神淡路大震災があった。その頃、私は高野山に近い、和歌山県かつらぎ町の山中に空き家を... 2025.03.25 如是ということ
如是ということ 69.杉本五郎の『大義』に思う 神谷湛然 記 / 69.杉本五郎の『大義』に思う * * 「汝、我を見んと要せば、尊皇に生きよ、我は尊皇精神のある処常に在り。尊皇の有る処、君常に在り、忠魂永久に皇基を護らん。」 * * 戦時中に‘軍神’と崇められた杉本五郎陸... 2025.03.20 如是ということ
如是ということ 68.八紘一宇について 神谷湛然 記 / 68.八紘一宇について 八紘一宇という言葉が国会で話題になったことがあった。 2015年3月に、三原ジュンコ参議院議員が、神武が唱えたとされる八紘一宇を話題に出して当時の麻生太郎財務相と安倍晋三首相に質問したことがあった。世界が一家... 2025.03.12 如是ということ
如是ということ 67.なぜ、皇道禅に仏教禅は呑みこまれたのか? 神谷湛然 記 / 67.なぜ、皇道禅に仏教禅は呑みこまれたのか? 戦時中、陸軍軍人を中心に広まった皇道禅という宗教思想があった。私を捨てて頂点に立つとされた天皇に帰一することで悟りを得るとする考えである。戦前は、‘公’とは実質的に、国家の主権たる天皇... 2025.02.20 如是ということ
如是ということ 66.大乗とは何か その2 神谷湛然 記 / 66.大乗とは何か その2 「65.大乗とは何か」の追記として続きを述べたいと思う。 八千頌般若経では、大乗について以下のように述べている(中村元によるサンスクリット原文和訳より)。 * * ‘(釈尊はいわれた。)大乗と... 2025.02.19 如是ということ
如是ということ 65.大乗とは何か 神谷湛然 記 / 65.大乗とは何か インドから中国、、朝鮮を経て日本に伝わってきた仏教は大乗仏教といわれる。それに対して、インドから南アジア、東南アジアに伝わった仏教は小乗仏教と、大乗仏教といわれる勢力から揶揄されている。しかし、大乗仏教といわれる... 2025.02.13 如是ということ
如是ということ 64.教育勅語に思う 神谷湛然 記 / 64.教育勅語に思う 今日は建国記念日(2025年2月11日)。戦前の起源説である。神武天皇が国をつくった日とされている。古代史を読み漁った私からすれば疑問の多いところである。それはともかく、この日にちなんで、戦前天皇にゆかりの深い... 2025.02.11 如是ということ
如是ということ 63.選択的夫婦別姓について思う 神谷湛然 記 /63.選択的夫婦別姓について思う 選択的夫婦別姓が今国会で大きな問題の一つとなっている。私は結婚して妻と生活しているが、籍に入らずに妻と内縁関係となっている。だから、私も妻も生まれた時からの姓名を持っている。ここ最近、私たち夫婦のような... 2025.02.08 如是ということ
如是ということ 62.‘イゾラド’に思う 神谷湛然 記 / 62.‘イゾラド’に思う 先日(25.1.08)、NHKでイゾラドの番組を見た。アマゾン奥地に住む原住民の話だった。 イゾラドとは、文明とは接触のない未知の先住民ということだという。スマホヤパソコンはおろか、服や靴さえも身につけてい... 2025.01.10 如是ということ
如是ということ 61.‘障碍ではなく、あらゆる人に活躍の場を’ 神谷湛然 記 /61.‘障碍ではなく、あらゆる人に活躍の場を’ 年明け早々のヤフーニュースに、聴覚障碍者を積極的に採用しているコーヒーショップのスタバの記事があった。記事の前半は、長野市にあるスタバの店で働いている30代の聴覚障害の女性店員への取材記事... 2025.01.08 如是ということ
如是ということ 60.事実は何か? 神谷湛然 記 / 60.事実は何か? 昨年の報道やSNSをめぐる問題で改めて気になるところがあったので、そのことについて書いてみたいと思う。私のブログの「47.‘正しい’とは?」の続編といえるかもしれない。 ウクライナやガザの戦争、アメリカや中国をは... 2025.01.06 如是ということ
如是ということ 59.谷川俊太郎の「生きる」を読んで 神谷湛然 記 / 59.谷川俊太郎の「生きる」を読んで * * 生きる 谷川俊太郎 生きているということいま生きているということそれはのどがかわくということ木もれ陽がまぶしいということふっと或るメロディを思い出すとい... 2024.11.26 如是ということ
如是ということ 58.業(ごう)ということ 神谷湛然 記 / 58.業(ごう)ということ 業(ごう)ということばを仏教でよく使われている。インドではそれを‘カルマ’と呼んでいる。 不治の病になったのは業が深いからだ、とか、こんなみじめな境遇になったのは自分の為した業の報いだ、とかなど、ネガティ... 2024.11.10 如是ということ
如是ということ 57.魂は存在するのか 神谷湛然 記 / 57.魂は存在するのか 宗教の世界において、よく用いられている‘魂’ということについて考えていきたいと思う。 宗教界でよく使われる‘魂’の定義は、肉体が滅びても存在し続けているもので、永遠不滅のものだとされる。いわゆる霊魂と同義語と... 2024.10.07 如是ということ
如是ということ 56.煩悩について 神谷湛然 記 / 56.煩悩について 煩悩と聞くと、よくないイメージを抱く人は多いかもしれない。‘わずらいなやむ’ということだから、言葉からしてマイナスの感じになるのはやむを得ないかもしれない。そもそも、その言葉を生み出した仏教からしてよろしくない意... 2024.10.04 如是ということ