経典・経論

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20.普勧坐禅儀その1  神谷湛然 意訳

/   20.普勧坐禅儀その1  神谷湛然 意訳   ‘なぜ、あらゆる人々に坐禅を勧めるのか’  原(たず)ぬるに夫(そ)れ、道本円通(どうもとえんづう)、いかでか修証を仮(か)らん。宗乗自在、なんぞ功夫(くふう)を費(ついや)さん。いわん...
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19.正法眼蔵 現成公案その6  神谷湛然 意訳

/ 19.正法眼蔵 現成公案その6  神谷湛然 意訳  しかあるがごとく、人もし仏道を修証するに、得一法通一法なり、遇一行修一行なり。(このようにして、人がもし生身のいのちを親密に行じ悟りを証するとき、一つの生身のいのちを獲得し、一つの生身...
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18.正法眼蔵 現成公案その5  神谷湛然 意訳

/ 18.正法眼蔵 現成公案その5  神谷湛然 意訳  うを水をゆくに、ゆけども水のきはなく、鳥そらをとぶに、とぶといへどもそらのきはなし。(魚が水のなかを泳ぎ行く時、どこまで泳ぎ行っても果てしなく水が無限に広がり、鳥が空を飛ぶ時、どこまで...
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17.正法眼蔵 現成公案神谷湛然 意訳その4  

/   17.正法眼蔵 現成公案その4  神谷湛然 意訳  身心に法いまだ参飽(さんぼう)せざるには、法すでにたれりとおぼゆ。法もし身心に充足すれば、ひとかたはたらずとおぼゆるなり。(自己の身心が生身のいのちにまだ至っていないとき、生身のい...
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16.正法眼蔵 現成公案その3  神谷湛然 意訳

/   16.正法眼蔵 現成公案その3  たき木はひとなる、さらにかへりてたき木となるべきにあらず。しかあるを、灰はのち、薪はさきと見取すべからず。(たき木は燃えて灰になれば、決して灰からたき木に戻ることはない。しかれども、生身のいのちとい...
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15.正法眼蔵 現成公案その2  神谷湛然 意訳

/   15.正法眼蔵 現成公案その2  仏道をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己をわするるなり。自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。(生身のいのちを学ぶとは、自己とは何たるかを学ぶことである。自己とは何か...
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14.正法眼蔵 現成公案その1  神谷湛然 意訳

/   14.正法眼蔵 現成公案(げんじょうこうあん)その1  神谷湛然 意訳   *   *  「正しい教えの眼目」  ‘いかに生きるべきか’   *   *  諸法の仏法なる時節、すなはち迷悟あり修行あり、生あり死あり、諸仏あり衆生あり...
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13.‘一心一切法 一切法一心’とは  神谷湛然 記

/   13.‘一心一切法 一切法一心’とは  仏典に「一心一切法 一切法一心」ということばがある。現代風にいえば、‘一心’からすべての世界は生まれ、すべての世界は‘一心’にある、ということである。では、‘一心’とは何だろうか。 仏教界での...
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12.‘空’と観世音菩薩: 再び般若心経を読む  神谷湛然 記

/   12.‘空’と観世音菩薩: 再び般若心経を読む  般若心経はよく耳にするポピュラーなお経だ。しかし、‘空’とか‘無’とかいう文字が何度も出てくるので、読むたびにネガティブな感じが私にはしてしまいそうである。 般若心経は、‘色即是空 ...
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四法印  神谷湛然 訳

/      四法印    湛然 訳  諸行無常 (すべてのもの、物も心もあらゆるものは永遠に変わらないというものはなく、万物は流転して生成発展し、日々刻々と転変して新たである)  諸法無我 (すべての物質世界・感覚世界・精神世界などあらゆ...
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涅槃経無常偈  (神谷湛然 訳)

/     涅槃経 無常偈       神谷湛然 訳           ()内は弘法大師訳と伝わるいろは歌   諸行無常  是生滅法  (色はにほへど散りぬるを  わが世たれそ常ならぬ)   生滅滅已  寂滅為楽  (有為(うい)の奥山け...
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舎利礼文  (神谷湛然 訳)

/   舎利礼文(しゃりらいもん:真理の具現者たる釈尊の遺徳を偲び礼賛する言葉)                    湛然 訳  一心頂礼 万徳円満 釈迦如来 身心舎利 本地法身 法界塔婆 我等礼敬 以我現身 入我我入 仏加持故 我証菩提...
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甘露門  (神谷湛然 訳)

/   湛然訳      甘露門(永遠の命の教え)   南無十方仏 南無十法法 南無十方僧 (すべての真実なる如是に任せ切ります。すべての真実なる如是の教えに任せ切ります。すべての真実なる如是を実践する人々に従い信じ敬います。)   南無本...
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延命十句観音経  (神谷湛然 訳)

/        延命十句観音経     湛然訳   観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁  仏法僧縁 常楽我浄  朝念観世音 呉念観世音  念念従心起 念念不離心   自由自在にいつでもどこでも現れ出る如是の力よ。真実である如是にすべてを任...
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宝鏡三昧  (神谷湛然 解釈)

/       宝鏡三昧(坐禅とは)   如是の法 仏祖密に附す。汝今是を得たり。宜しく能く保護すべし。(如是の教えを真理に目覚めた先達たちは欠けることなく親密い伝えられて来た。あなたたちは今、この如是というものを手にいれた。どうかよく保持...