経典・経論

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13.‘一心一切法 一切法一心’とは  神谷湛然 記

/   13.‘一心一切法 一切法一心’とは  仏典に「一心一切法 一切法一心」ということばがある。現代風にいえば、‘一心’からすべての世界は生まれ、すべての世界は‘一心’にある、ということである。では、‘一心’とは何だろうか。 仏教界での...
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12.‘空’と観世音菩薩: 再び般若心経を読む  神谷湛然 記

/   12.‘空’と観世音菩薩: 再び般若心経を読む  般若心経はよく耳にするポピュラーなお経だ。しかし、‘空’とか‘無’とかいう文字が何度も出てくるので、読むたびにネガティブな感じが私にはしてしまいそうである。 般若心経は、‘色即是空 ...
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四法印  神谷湛然 訳

/      四法印    湛然 訳  諸行無常 (すべてのもの、物も心もあらゆるものは永遠に変わらないというものはなく、万物は流転して生成発展し、日々刻々と転変して新たである)  諸法無我 (すべての物質世界・感覚世界・精神世界などあらゆ...
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涅槃経無常偈  (神谷湛然 訳)

/     涅槃経 無常偈       神谷湛然 訳           ()内は弘法大師訳と伝わるいろは歌   諸行無常  是生滅法  (色はにほへど散りぬるを  わが世たれそ常ならぬ)   生滅滅已  寂滅為楽  (有為(うい)の奥山け...
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舎利礼文  (神谷湛然 訳)

/   舎利礼文(しゃりらいもん:真理の具現者たる釈尊の遺徳を偲び礼賛する言葉)                    湛然 訳  一心頂礼 万徳円満 釈迦如来 身心舎利 本地法身 法界塔婆 我等礼敬 以我現身 入我我入 仏加持故 我証菩提...
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甘露門  (神谷湛然 訳)

/   湛然訳      甘露門(永遠の命の教え)   南無十方仏 南無十法法 南無十方僧 (すべての真実なる如是に任せ切ります。すべての真実なる如是の教えに任せ切ります。すべての真実なる如是を実践する人々に従い信じ敬います。)   南無本...
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延命十句観音経  (神谷湛然 訳)

/        延命十句観音経     湛然訳   観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁  仏法僧縁 常楽我浄  朝念観世音 呉念観世音  念念従心起 念念不離心   自由自在にいつでもどこでも現れ出る如是の力よ。真実である如是にすべてを任...
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宝鏡三昧  (神谷湛然 解釈)

/       宝鏡三昧(坐禅とは)   如是の法 仏祖密に附す。汝今是を得たり。宜しく能く保護すべし。(如是の教えを真理に目覚めた先達たちは欠けることなく親密い伝えられて来た。あなたたちは今、この如是というものを手にいれた。どうかよく保持...
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参同契  (神谷湛然 解釈)

/     参同契(分別と無分別とを結びつける)   竺土大仙の心、東西密に相附す。人根に利鈍あり、道に南北の祖なし。霊源明依に高潔たり、支派暗に流注す。事に執するはもとこれ迷い、理に契うぽまた悟りにあらず。(インドの偉大な覚者・釈尊の教え...
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妙法蓮華経如来寿量品偈 (神谷湛然 訳)

妙法蓮華経如来寿量品偈(宇宙生命の教え) 湛然訳   私(法華経を説いたとされる大通智勝仏)は悟りを得て仏となってこのかた、計り知れない永い時即ち永遠としかいいようのない永い時の間、常に無数の生きとし生けるものを教え導き、真実の道に導い入れ...
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妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈 (神谷湛然 訳)

妙法蓮華経観世音菩薩普門品 /            妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈   湛然訳   妙なる姿をそなえておられる世尊よ。私(無尽意菩薩)は重ねてこのことを尋ねます。仏の弟子である者に何故に観世音(観自在)と名づけられたのですか...
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般若心経を読む (神谷湛然)

/ 般若心経を読む (神谷湛然)/     般若心経を解する       湛然解釈 はじめに    般若心経ほど親しまれ、読まれているお経はないいだろう。いろいろな解釈本が古来 から出ているが、わかったような、わからないような、なにかもやも...
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般若心経 (神谷湛然 訳)

/ 般若心経 (神谷湛然 訳)/    魔訶般若波羅密多心経(この上なく大いなる智慧の教え) 湛然訳  観自在菩薩 行深般若波羅密多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄(自由自在の道を行ずる求道者が、深き智慧・無所得の大安楽の法を修行をしている時、...