如是ということ 21.他力について (神谷湛然 記) / 21.他力について 「絶対他力」という文言が親鸞を開祖とする浄土真宗でよくもちいられている。念仏は救ってくださいというお願いではなくて、‘地獄に落ちるほかない悪人を阿弥陀仏あなた様にすべて委ねます、それでも地獄に落ちるならそれでも構... 2023.08.08 如是ということ
如是ということ 20.黙照禅について (神谷湛然 記) / 20.黙照禅について 黙照禅(もくしょうぜん)は南宋時代の12世紀前半に活躍した宏智正覚(わんししょうがく)の坐禅のやり方で、思慮分別をやめて黙々と坐禅することだとされる。臨済宗の公案という禅問答を使った看話禅(かんなぜん)に対し... 2023.08.07 如是ということ
如是ということ 19.‘父母未生以前’について (神谷湛然 記) / 19.‘父母未生以前’について ‘父母未生以前の面目’という公案がある。臨済宗において最初の関門とされる禅問答である。夏目漱石が円覚寺に参禅したとき、釈宗演から最初に呈示された公案として知られている。漱石は「門」という小説でそのこ... 2023.08.06 如是ということ
如是ということ 18.仏心について (神谷湛然 記) / 18.仏心について 仏心ということばは一時流行ったことがあった。戦後文学のなかでも罪を犯した人にも‘仏心’’が存在している、といったものである。極悪非道の悪人みも慈悲の心がある、ということである。‘仏’がいわゆる観音さまというような... 2023.08.05 如是ということ
如是ということ 17.涅槃について (神谷湛然 記) / 17.涅槃について 涅槃ということばは仏教ではなじみ深いものである。原語のサンスクリット語でニルヴァーナと言い、すべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地をいうとされる。また、生命の火を吹き消す、ということから... 2023.08.04 如是ということ
如是ということ 16.‘死んで生まれ変わろう’について (神谷湛然 記) / 16.‘死んで生まれ変わろう’について 一昨日(22年5月18日)、ショッキングなニュースが飛び込んできた。歌舞伎役者の市川猿之助が両親とともに自殺を図ったらしいとのことであった。両親は発見されてまもなく死亡が確認されたが、猿之... 2023.08.04 如是ということ
如是ということ 15.障碍者について (神谷湛然 記) / 15.障碍者について 先日の夕方(23年5月16日)、妻からこんな話を聞いた。 京都の病院からの帰り道で、四条河原町で電車に乗って座っていると、白杖をついた40台とおぼしき男性がよろよろ歩きながら座っている何人かの乗客の膝をさわり... 2023.08.03 如是ということ
如是ということ 14.高齢化社会について (神谷湛然 記) / 14.高齢化社会について 日本では100歳以上の人口が2022年9月に、9万526人に達したという。そのうち女性が89%占めるという。そしてあと数年で10万人を超えるといわれる。65歳以上の高齢者の人口は同じく2022年9月に総人... 2023.08.02 如是ということ
如是ということ 13.再び宗教について (神谷湛然 記) / 13.再び宗教について yahooニュースのサイトを閲覧していると、広告欄にある仏教宗派の信仰団体の宣伝があった。クリックして開いてみると以下のように紹介されてあった。 浄土真宗は「在家(ざいけ)の仏教」として知られています。「... 2023.08.01 如是ということ
如是ということ 12.葬式仏教について (神谷湛然 記) / 12.葬式仏教について 葬式仏教という単語は仏教に対してネガティブなイメージを感じる人は多いようである。仏教出家者が自信をもって葬式仏教を完全にに肯定している話は私は聞いたことがない。にもかかわらず、仏教出家者のほとんどが実際にや... 2023.07.31 如是ということ
如是ということ 11.‘血の思想’について (神谷湛然 記) / 11.‘血の思想’について オウム真理教の麻原彰晃は、最終解脱をするためには教祖たる自分の肉を体内に入れなければならないと説いていたらしい。ぐたいてきには、女性においてはイニシエーションとして教祖と性交して教祖の精液を体内に入れる... 2023.07.30 如是ということ
如是ということ 10.宗教と人間について (神谷湛然 記) / 10.宗教と人間について 2018年7月に麻原彰晃こと松本智津夫は絞首刑にてこの世を去った。2023年3月、大川隆法が病死した。前スタイルを作り出したことで創始者となりえた。者はオウム真理教の創始者であり、後者は幸福の科学の創始者... 2023.07.29 如是ということ
如是ということ 9.再び戦争と人間について (神谷湛然 記) / 9.再び戦争と人間について 先日、自民党の重鎮がある講演会で「戦える自衛隊」を訴えた。北朝鮮のミサイル発射や台湾侵攻の危機、ロシアの北方領土でのミサイル訓練などが念頭に発せられたとの報道であった。対外脅威論は今に始まったことではな... 2023.07.28 如是ということ
如是ということ 8.戦争と人間について (神谷湛然 記) / 8.戦争と人間について ここ最近、日本では中国の台湾侵攻や北朝鮮のミサイルへの驚異、そしてロシアによる北海道攻撃への心配まで出てきてもうすぐ東アジアでは戦争が起こるような雰囲気である。 私は以前五味川純平の「戦争と人間」という小説... 2023.07.28 如是ということ
如是ということ 7.‘豊かさ’とはなにか (神谷湛然 記) / 7.‘豊かさ’とはなにか 先日4月9日に選挙があった。大阪府知事選と大阪市長選、府議戦、市議選の四つがあって忙しい投票であった。 どこの党派にしろいづれの候補者も共通していえることは、豊かになりましょう、ということであった。大阪で... 2023.07.27 如是ということ