如是ということ

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40.年頭にあたって: ‘神仏習合’は日本人の生み出したすばらしい思想  神谷湛然 記

/   40.年頭にあたって: ‘神仏習合’は日本人が生み出したすばらしい思想       *    *  明けまして、おめでとうございます。  皆さまにとって良き年でありますよう、祈念申し上げます。        2024年1月1日   ...
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39.過去の‘栄光’に取り憑かれた人に思う  神谷湛然 記

/   39.過去の‘栄光’に取り憑かれた人に思う  ‘祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりあり。おごれるもの久しからず、ただ春の夢のごとし。’  平家物語の有名な書き出し文である。平安時代末期に流行っ...
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38.年末に思う  神谷湛然 記

/   38.年末に思う  まもなく2023年も暮れようとしている。毎年この時期になると年賀状のことが気になってくる。どんな内容にしようか、作製のための道具の準備、住所・名前のチェック、かかる経費や手間など思って多少気が重くなる。古い世代の...
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37.‘かぐや姫’に思う  神谷湛然 記

/   37.‘かぐや姫’に思う  「竹取物語」という、平安時代に書かれたといわれる物語がある。‘かぐや姫’で有名な作品である。私はここ最近、大和朝廷成立前夜から平安にかけての日本古代史に深い興味を覚えて関連の本を何冊か読み、そこから「竹取...
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36.‘生きているだけでラッキー’  (神谷湛然 記)

/   36.‘生きているだけでラッキー’  先日(9月29日)の昼ごはんの時、妻から‘りおちゃん’のyoutubeを聞いてみてといわれた。‘りおちゃん’は6歳の女の子だが、先天性疾患で4回ほど死にかけ、側弯症の手術で神経が傷ついて歩けなく...
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35.愛国心ということ  (神谷湛然 記)

/   35.愛国心ということ  戦後、日本人は愛国心を失ったとよく言われてきている。主に保守右派と呼ばれている側からよく主張されている。愛国心のない日本は滅びてしまうと危惧している人もいるようである。ここで原点に立ち返って、そもそも愛国心...
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34.多様ということ  (神谷湛然 記)

/   34.多様ということ  ‘共生’とか‘共存’などと言われて久しい。しかし現実はまだまだ強者の論理があるように思える。現代社会の抱えている問題を、具体的な題材を通じて私なりに考えてみたいと思う。 LGBTQは日本ではまだ大きな問題であ...
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33.LGBTQについて  (神谷湛然 記)

/   33.LGBTQについて  今年23年6月にLGBTQ法案が不完全ながら国会でせいりつした。多様なありようが認め合えるような社会になってほしいと 願う私としてはとりあえずまず小さいながら一歩を踏み出したということでよしとすべきであろ...
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32.‘奇跡のバックホーム’について  (神谷湛然 記)

/   32.‘奇跡のバックホーム’について  元阪神の横田慎太郎さんが先月(23年7月)に亡くなった。享年28歳だという。私は彼をそれまでまったく知らなかった。テレビで彼の訃報が大きく伝えられて、それでもって彼を知った。しかし、テレビで彼...
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31.憲法9条について  (神谷湛然 記)

/   31.憲法9条について  日本国憲法改正論議の核心となっている第9条について考えてみたいと思う。まず、その条文をみてみよう。 第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は...
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30.再び、平和について  (神谷湛然 記)

/   30.再び、平和について  最近、日本では敵地攻撃能力の保持とか集団自衛権の必要性が当然視されている。中国や北朝鮮、ロシアを念頭にしているといわれている。一見、戦争抑止につながるように思えて、実はなんの役にも立たないことを述べていき...
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29.平和について  (神谷湛然 記)

/   29.平和について  ‘平和’について懐疑的な論調がここ最近出ている。今にも東アジアでも戦争が起こりそうな気配である。昨年(22年)2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以降、さらに世界的な軍事的緊張が高まってきている。そこに核兵器...
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28.科学と宗教について  (神谷湛然 記)

/   28.科学と宗教について  科学と宗教との関係はヨーロッパ中世から大きな問題となっていた。その有名な事件がガリレオ・ガリレイによる地動説に対するキリスト教会からの弾圧であろう。16世紀前半から17世紀前半にかけて生きたイタリア人のガ...
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27.再び、臓器移植について  (神谷湛然 記)

/   27.再び、臓器移植について  私は15年程前に左目に白内障手術を受けてアクリルの人口レンズが入っている。手術後5年間、毎日抗炎症のためのステロイド点眼をした。異物に対する‘拒絶反応’を抑えるためであった。それ以降は手術後のケアは必...
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26.臓器移植について  (神谷湛然 記)

/   26.臓器移植について  最近、海外での臓器移植が問題になっている。特に腎臓移植が多く、仲介団体を介して移植手術を受けやすいとされる医療後進国で行われることがほとんどだといわれる。ところが、数千万円もの仲介団体に支払ったにも関わらず...