如是ということ 7.‘豊かさ’とはなにか (神谷湛然 記) / 7.‘豊かさ’とはなにか 先日4月9日に選挙があった。大阪府知事選と大阪市長選、府議戦、市議選の四つがあって忙しい投票であった。 どこの党派にしろいづれの候補者も共通していえることは、豊かになりましょう、ということであった。大阪で... 2023.07.27 如是ということ
如是ということ 6.‘生きる’ということ (神谷湛然 記) /6.‘生きる’ということ なぜ生まれてきたのか? なぜ生きるのか? なぜ死ぬのか? 死んだらどこへ行くのか?・・・。古今東西の命題である。イエスや釈尊などの賢者がその解答を教えてくれたから納得するというものでもないだろう。道しるべにはな... 2023.07.26 如是ということ
如是ということ 5.再び、‘仏’ということ (神谷湛然 記) / 5.再び、‘仏’ということ 前章では、「仏」をめぐるさまざまな観念と、マッサラな目で世界を見ることの難しさを展開したものであった。 今から23年前(2000年)の11月に縁あって広島県にある少林窟道場にお世話になった。道場主である井... 2023.07.25 如是ということ
如是ということ 4.仏ということ (神谷湛然 記) / 4.仏ということ ‘仏’という言葉を耳にした時、人はよく思い浮かべるのは、‘お釈迦様’であろうか。あとはお寺にあるようなさまざまの仏像であろうか。死体を‘ホトケ’と日本ではよく使われている。なにか特別な存在、神ごときありがたきヒト... 2023.07.24 如是ということ
如是ということ 3.[空]から「如是」を考える (神谷湛然 記)) / 3.から「如是」を考える 般若心経をはじめとする般若系の経典は「空」という概念を用いて教えを展開している。有名な言葉は「色即是空空即是色」であろう。「空」は、実体がないとよく訳されるが、虚無主義・ニヒリズムに陥ってしまいそうな感がし... 2023.07.24 如是ということ
如是ということ 2.「如是」の使われ方 (神谷湛然 記) / 2.「如是」の使われ方 先ほど挙げた「宝鏡三昧」は如是について、銀椀と雪、明月と鷺は混然一体のようにみえるが、それでも、銀椀は銀椀であり雪は雪であり、明月は明月であり鷺は鷺であると説いている。しかれども、銀椀という概念、雪という言... 2023.07.23 如是ということ
如是ということ 1.はじめに (神谷湛然 記) / 1. はじめに 「如是」という言葉は、特に仏教ではよく耳にする。曹洞宗ではよく読誦される「宝鏡三昧」の冒頭には「如是の法仏祖密に附す」とある。「かくのごとし」とか「ありのまま」とか訳される。なにかわかったようなわからないような曖昧な... 2023.07.23 如是ということ