1.はじめに  (神谷湛然 記)

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 1. はじめに

 「如是」という言葉は、特に仏教ではよく耳にする。曹洞宗ではよく読誦される「宝鏡三昧」の冒頭には「如是の法仏祖密に附す」とある。「かくのごとし」とか「ありのまま」とか訳される。なにかわかったようなわからないような曖昧な感じがするのは私だけであろうか。実際に歴史上において、‘円頓コロガシ’とかで、このままでいいのだとか、なにしてもいいのだと悪業をはたらいた者がいたのである。「如是」とは何なのか、私なりに解き明かしていきたいと思う。

1957年奈良県生まれ。1981年3月名古屋大学文学部卒。書店勤務ののち、1988年兵庫県浜坂町久斗山の曹洞宗安泰寺にて得度。視覚に障害を患い1996年から和歌山盲学校と筑波技術短期大学にて5年間、鍼灸マッサージを学ぶ。横浜市の鍼灸治療院、訪問マッサージ専門店勤務を経て、2021年より大阪市在住。
 仏教に限らず、宗教全般・人間存在・社会・文化・政治経済など幅広い分野にわたって配信しようと思っています。
このブログによって読者のみなさまの人生になんらかのお役に立てれば幸いです。
         神谷湛然 合掌。

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如是ということ
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