如是ということ

如是ということ

53.利他ということ  神谷湛然 記

/  53.利他ということ  利他ということばは一見、とてもよいことのように思える。他人に思いやりの心をもつ、困っている人を手助けする、世のため人のために尽くす・・・。仏教の世界でも‘自未得度先度他(じみとくどせんどた)’ということばがある...
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52.‘生身のいのち’とフランシスコ・ザビエル  神谷湛然 記

/   52.‘生身のいのち’とフランシスコ・ザビエル  神谷湛然 記  「正法眼蔵」‘現成公案’、「普勧坐禅儀」、「証道歌」を私は意訳するとき、‘生身のいのち’という言葉をキーワードとして多用している。禅宗とか仏教の枠を越えてキリスト教や...
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51.三界六道について  神谷湛然 記

/   51.三界六道について  前稿で、三界六道について触れたが、さらに考えてみたいと思う。 まず、三界である。欲界とは、欲望にとらわれた世界とされる。欲には五欲という五つの欲に分けられるとされ、一つの解釈は、眼・耳・鼻・舌・身の五つの感...
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50.輪廻について  神谷湛然 記

/   50.輪廻について   輪廻は、仏教も含めたインド思想の重要なキーワードとなっている。アーリア人のもたらしたヒンズー教に源泉があるとされ、のちに生まれてきた仏教やジャイナ教に多大な影響を与えて、詳しく展開されることになったといわれる...
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49.不殺生について  神谷湛然 記

/   49.不殺生について  前稿で「浄と不浄について」を書きながら、不殺生についてもっと考えてみたいという気持が強くなってきた。「24.戒、とくに不殺生戒・不飲酒戒・不邪淫戒について」の稿では、仏教の一部にある肉食禁止は中国伝来と記した...
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48.浄と不浄について  神谷湛然 記

/   48.浄と不浄について 仏教思想のなかには、肉食や飲酒・妻帯は汚らわしいもの・不浄なものとされ、菜食・禁酒・不淫は浄なるものとするのがある。禅宗が尊ぶとされる楞伽経(りょうがきょう)には、肉や酒・五葷(ごくん)と呼ばれる臭いにおいの...
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47.‘正しい’とは?  神谷湛然 記

/   47.‘正しい’とは?  これは正しい、とかそれは間違っている、とか、相変わらず安易に黒白をつけたがる風潮のようである。 4月冒頭(24年)、静岡県の川勝知事が突如6月辞職表明した(のちの9日に議会に辞職願いが提出されて4月末日失職...
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46.‘当たり前’に思う  神谷湛然 記

/   46.‘当たり前’に思う  ‘当たり前’という言葉は、疑うことなく全く当然のことだという意味で使われていることは間違いないだろう。 青い空、青い海、緑の風景が目に入り、不自由なく空気を呼吸して歩いている。そして、これが永遠不変のもの...
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45.‘ミス日本’に思う  神谷湛然 記

/   45.‘ミス日本’に思う  先日22日に、第56回ミス日本コンテストにウクライナ人を両親に持つ女性がグランプリに選ばれた。彼女は5歳の時に両親と共に名古屋に移住してそこで育ち、22年に日本に帰化したという。15年に、ミスユニバース・...
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44.‘あなたは祖国のために戦いますか’に思う  神谷湛然 記

/   44.‘あなたは祖国のために戦いますか’に思う  19日(24年1月)に、ジャーナリストの桜井よし子氏が‘あなたは祖国のために戦いますか’とsnsしてネット上で炎上しているようだ。彼女が懇意にしているある大学の教授が学生たちに国防意...
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43.極楽ということ  神谷湛然 記

/   43.極楽ということ  仏典の一つに阿弥陀経というお経がある。そのはじめあたりを私なりに意訳して以下に示してみる。  ‘その時、釈尊は智慧第一と称される高弟のシャーリプトラに話された。ここからはるか何十億何百億もの離れたところに極楽...
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42.祈るということ  神谷湛然 記

/   42.祈るということ  前稿では、能登地震と羽田事故のことを書いたが、新春の初詣でにちなんで、祈るということについて書いてみたい。 せっかく、新年に当たって良き年となりますよう無事と幸せを祈ったのに、もしくは祈ろうとしたのに、しょっ...
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41.能登地震と羽田事故  神谷湛然 記

/ 41.能登地震と羽田事故  新春早々、大変な事態である。元日の能登地震と翌日2日の羽田空港での日航機と海上保安庁機との衝突炎上事故である。 能登地震については、昨年5月にも震度6の地震があったばかりなのだが、専門家の間ではだんだん収束し...
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40.年頭にあたって: ‘神仏習合’は日本人の生み出したすばらしい思想  神谷湛然 記

/   40.年頭にあたって: ‘神仏習合’は日本人が生み出したすばらしい思想       *    *  明けまして、おめでとうございます。  皆さまにとって良き年でありますよう、祈念申し上げます。        2024年1月1日   ...
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39.過去の‘栄光’に取り憑かれた人に思う  神谷湛然 記

/   39.過去の‘栄光’に取り憑かれた人に思う  ‘祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりあり。おごれるもの久しからず、ただ春の夢のごとし。’  平家物語の有名な書き出し文である。平安時代末期に流行っ...